いよいよスタート


どよめきの中のファンファーレ


 シルクライトニングの発走除外に驚くどよめきが覚めやらぬまま、スターターは台に向かう。そしてファンファーレ。

 17頭と1頭リタイアしたのは残念だが、いよいよドラマの開始である。


スタート!


 ゲートインは実にスムースだった。そしていよいよスタートが切られる。
 ゲートが開いた!。スタンドから見る限りでは出遅れもなくきれいなスタートである。馬の動きに合わせて歓声と怒濤が押し寄せる。


 スタートしておよそ100m。我々の手前に馬の群がやってきたとき、すでに大西騎手騎乗のサニーブライアンは、先頭に立っていた。大外からいきなり先頭に立つことはそれほど容易ではない。しかし、自ら作戦を公開していたとおり、やはり逃げの作戦に出たようだ。他の馬はごっちゃでよくわからない。メジロブライトは後方にいたようだ。


サニーブライアン逃げる!

 目の前を過ぎると、馬はしばし観客のに邪魔されて視界から消える。ターフビジョンに目を映すと、相変わらずサニーブライアンは逃げてるようだ。サイレントスズカは競っていかなかったのだろうか。


 2コーナー付近。
 先頭、少しだけ離して逃げているのがサニーブライアン。



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