本馬場入場


いよいよ姿を現す18頭

 パドックはの様子は、スタンドからターフビジョン(例のでかいモニタ画面)で見ることになる。観客も関係者も多いからか、気合いの乗り過ぎる馬も出るものである。1番人気のメジロブライトが少しあばれるそぶりを見せたときには、スタンドの観客が一斉に悲鳴を上げていた。すぐ落ち着いたようだが、異様な雰囲気を馬も感じてしまうのだ。
 そしていよいよ本馬場入場。


誘導馬4頭に誘導されて姿を現し始める18頭。
先頭はシルクライトニング。


好気合いのシルクライトニング。
数分後にまさかあんなことが起こるなんて、この時は誰も思わない。


ややもってかれ気味のシルクジャスティス。
藤田騎手には初の2年連続制覇がかかる。


ひときわ歓声の大きかった一番人気のメジロブライト。
パドックでのあのような心配はない感じ。


 各馬が歓声の多いスタンド前を避けるように、すぐ返し馬に入るのに対して、18番目に入場した我らがサニーブライアンは、ゆっくりゆっくりとまるでスタンドに馬を見せるように一回りした。スタンドの大歓声にもひるむ様子もない。いい感じである。
 そして返し馬へ。スタンドから「大西逃げろ〜!」の声が飛ぶ。スタートまであと18分。



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