カーリングに挑戦!


 負けてしまった男子の試合にちょっとがっかりしながらも、隣接するスカップ軽井沢で「無料体験コーナー」があると知り、怪鳥とリトルはさっそく挑戦してみました。

 レンタルの運動靴に履きかえ、さらに利き足と反対側に滑る底をつけます。二人の場合は左足ツルツル状態、右足ゴム状態になります。
 道具はブラシとストーン。ブラシの変わりに黒板消しのような物もあり、またブルーム(ほうき)の場合もあります。ストーンは花崗岩で約20キロの重さ。ちなみに、1個20万円するそうです(ひえー高い)。
 左手にブラシを持ちバランスを取りながら、右足で蹴って、左足を前方に滑らせてストーンを投げます・・・。わぁ、倒れる。リトルはバランスを取るのが難しく、投げるのがやっとです。怪鳥はなんとかサマになっています。
 他にも習っている人がいて、みんなでカールのさせ方を教わりました。愛知県から来た外人ボランティアさんが「インターン(時計回り)」「アウトターン(反時計周り)」といいながら腕を回します。そのトレーナーにはちゃんとその方向に「インターン」「アウトターン」と書いてあるのです(笑)。「指先で軽く力を加えて」と教わり何度が互いに練習してみます。

ボランティアの方々と記念撮影

 「じゃあ、ちょうど人数もいるし、1エンドやってみようか」という話になり、まったく自信がないながらも練習試合が始まりました!
 リード(第1投球者)は怪鳥。「陸上のスタートみたいに蹴りに力を入れようか」と言いながらまずは第1球目。うまい! ちゃんとガードになる位置のセンターへ置いてきます。
 相手チームが投げて、怪鳥2投目は、みごとにカールしながらハウス中央近くにやってきました。外人ボランティアコーチが「He is nice player!」と誉めるほどいい位置です。

 その間、リトルはスイーパーとしてゴシゴシ氷をこすります。このスイパーの力で、けっこう滑りを調節できます。
 やがてリトルの番になり第1球目、あぁ・・・遅い。怪鳥さんやボランティアコーチが一生懸命スイーピングしてくれますが、とうとうホッグラインに入らず無効になってしまいました。残念・・・。
 相手チームが投げた後、再びリトルの番。今度は何としても有効ラインまでいれなくちゃ。無効になってしまっては意味がないのです。怪鳥に教わったように、「えい!」と蹴る足に力を入れて、思い切り投げます。「入ってー」と願う私のストーンは、スイパー達のおかげでなんとかホッグラインを超え、ガードする形で止まりました。

 その後も素人たちのカーリング試合は続き、1エンド終わったときには私たちのチームが1点取っていました。
 でも得点結果よりも、実際に氷の上でストーンを投げて、ブラシではいて(おまけに滑って転んで)体験したことが、とっても楽しかったです。

その後の注釈:
 その後、なぜかカーリングを始めてしまったリトルと怪鳥は、この時教わったボランティアの方々と再会。写真右の浅野さんとは、99年3月に行われた軽井沢ミックスオープンで、なんと対戦してしまいました(もちろん、敗退しました)。この時、写真左の方が三重県在住のスティーブさんだと教えていただきました。

 
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