ついに外国産馬出走!


外国産馬かぁ

 今年のダービーの大きな目玉は、初の外国産馬の出走でしょう。ついにダービーも門戸が開放されるのかぁ、と思うと、不思議な気持ちもします。
 しかし、この馬が走るダービーを見たかった、という馬がいるのは事実ですし、まぁこれでいいのかな、という気もします。時代は流れていくのでしょう。

外車・マルゼンスキーの思い出

 ダービーに出したかった馬の筆頭といえば、マルゼンスキーでしょう。マルゼンスキーは今では持込馬扱いとなり、国内産馬として今でこそダービーには普通に出られますが、かつては外国産扱いで、出られませんでした。

 マルゼンスキーの強さは、当時小学校低学年だった自分の目から見ても凄まじかったです。出れば楽勝、レコードタイム。強かったですねぇ。一度マルゼンスキーが今日出る、というのに家族で出かけなければならない日がありまして。仕方なく小遣いで「競馬エイト」を買い(当時150円だったか200円だったか)、発走時刻を正確に調べ、ラジカセにタイマーセットしてラジオを録音した憶えがありますね。そこまでしても、マルゼンスキーのレースは知りたかった。聞くだけでもよかった。そんな馬でしたね。

 もちろん、だからと言ってダービーに出ていたら勝てたか?というとそうではないと思うんです。でも決着をつけて欲しかったよなぁ、と幼いながらに思ったのは事実でした。
 賞金もいらないし、大外を他馬の邪魔をしないで回ってくるから、出走させて欲しいという中野渡騎手の話を知ったのは、あとになってから。騎手にとっても、それくらいの名馬だったんでしょうね。
 大きなタイトルは朝日杯三歳Sのみだったのですが、産駒の成績にも恵まれたこともあり、殿堂入りとなっていることは嬉しい限りです。

クロフネ・ルゼルが出走

 そして今年、2頭の外国産馬がダービーに出走することになりました。クロフネとルゼルの両頭です。
 じゃぁ、この2頭、昨年までみたいにダービーに出られなかったら、「大外を回ってきてでも出させて欲しい」とまで感じる馬でしょうか? とはどうしても思うんですよね。
 もっとも、NHKマイルカップからは、後にあんな名馬になるエルコンドルパサーも出てますからね。クロフネを見過ごすわけにもいかないのですが。まぁどこまで健闘できるのか、じっくり様子はうかがいたいと思います。個人的には、ルゼルのダービー後の成長を期待してみたいものです。それを見越して、どういったレースになるのか。まぁとにかく話題は増えました。それはとても良いことでしょう。



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