ナリタブライアン引退式

96.11.16 東京競馬場で行われました「ナリタブライアン」引退式の怪鳥のレポートです。


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<ナリタブライアンの足跡>

 ナリタブライアンは日本中央競馬史上、5頭目の三冠馬で、また同じ'94年暮れに有馬記念を勝ち、同年の年度代表馬に選ばれています。
 ナリタブライアンが他の三冠馬と異なるのは、朝日杯3歳ステークス(GI)を勝ち、最優秀3歳牡馬に選ばれるなど、3歳時から活躍を見せていたことにあると思います。3歳から4歳まで、常にナンバーワンであり続けたことは、大変なことだと思います。
 5歳に入って阪神大賞典こそ勝ったものの、股関節炎を発症し、夏場を休養し、秋に復帰後も3戦を凡走してしまいました。
 6歳時、阪神大賞典で一世代下の年度代表馬マヤノトップガンとの死闘に勝ち、強いプライアンの復活か、と思わせましたが、天皇賞(春)で2着に破れ、賛否両論あった短距離GIの高松宮杯も4着と沈んでしまいます。宝塚記念直前でサラブレッドの不治の病である屈腱炎に見舞われ、引退となりました。

 私は、個人的には3歳、4歳、5歳、6歳とGIを勝てる馬なのでは、と密かに期待していたのですが、残念ながら5歳以降はGIを勝てぬまま引退となってしまいました。それでもGI5勝の成績は、シンボリルドルフ(7勝)以来の快挙となります。

<パドックの模様>

 今日の東京競馬場は、ナリタブライアンの姿を一目見ようと押し掛けたファンが非常に多く、パドックも(引退式が行われる昼休みの)2R前には、ほぼ満杯になっておりました。横断幕も多く掲げられてました。

 そしてブライアンは、前触れもなく登場しました。「おーっ」と言うどよめきがあったあと、淡々とパドックの周回を始めました。その姿は現役時代の気迫に満ちた姿ではありませんでしたが、黒光りした馬体が非常にきれいに輝いていました。

 また、あの白いシャドーロールもそのままです。

 ゼッケンは、ダービーを制したときの17。ダービーの時は、私もスタンドでレースを見ていましたが、大外から一頭だけ違う足で坂を駆け登っていくブライアンに、感動さえしたものです。

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