ダービー馬2世がいるじゃないっすか。


なんか盛り上がらないっすね

 あのナリタブライアンのときや、サニーブライアンのときに盛り上がった気持ちは、どこへ行ってしまったのでしょう。怪鳥の競馬事情といえば、そんな盛り下がったままの昨今。なにがこうしてしまったのでしょう。

 「NHKマイルカップ」というレースの登場。これもなんか変ですよね。レース新設当初は、ダービーに出られない強い強い外国産馬のための3歳(この表現も古い競馬ファンにはまどろっこしい。4歳でいいじゃないかー)のG1レース、みたいな感じがあったもの。それだけでも新しい歴史だったのに、それが今はダービーにも外国産馬が出られるっていうんですからね。中途半端なレースになってしまった感ありです。

 それにタニノギムレットなんか、皐月賞で負けた上、このマイルカップも狙って負けて。さらにダービー狙って来て一番人気だっていうんですからね。そりゃーなんかオールドファンの怪鳥には「なんか、なじめねー」っていう感じなんですよ。かつての「NHK杯」の役目は「青葉賞」にゆずり、「青葉賞」の役割は「プリンシパルS」。ちょっと時代が変わりすぎてしまいました。「京都新聞杯」なんてダービーに直結するレースなんですからねー。あぁ季節感が・・・。

ダービー馬2世がいるじゃないっすか。

 そんな「どこぞのオヤジ」みたいなことを考えつつ、迎える今年のダービー。今年は個人的にバタバタしていたので、過去の印象に残るレースもないし、どれ父親にでも注目してみようか・・・と思ったら結構面白い顔ぶれじゃないですか。

 もちろん、最多は今をときめくサンデーサイレンスの6頭。あとブライアンズタイムが2頭だけど、ナリタブライアン産駒の「ダイタクフラッグ」が出てますね。あの圧勝劇からもう8年ですか。あ、柴田政人騎手がダービーをとったウィニングチケット産駒もいますね。「サンヴァレー」ですか。これはさらに9年前ですかぁ。

 うーんとみていくと、和製ラムタラ(死語だな(^^;)のフサイチコンコルド産駒「バランスオブゲーム」までいますね。これなんか、私のこのコーナーの初年度の勝ち馬ですからねー、早いものです。さらにこの時2着に負けたダンスインザダーク産駒の「ファストタテヤマ」までいます。26倍対46倍(前売りオッズ)で、再び2世が対決。ちょっと気持ち的に盛り上がってきました(^^)。



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